ハーレーもフェラーリもサウンドが命
ハーレーは、究極のオトナのおもちゃで、熱狂的なファンとハーレー乗りのコミュニティが存在しています。これら2つのものが相乗効果を生んで、ブランド化しているわけです。何よりも、日本の2輪と違ってエンジン音を静かにすることを目的としておらず、かえって独特の振動音がファンを虜にしています。
シートに跨ると下から突き上げるようなエンジンの振動があり、それは水冷型のロードスターにも当てはまることです。冬がすぎて春が近づくと、峠などではハーレー乗りの集団が颯爽と走っています。彼らは定期的に会合を開いており、会報誌を発行している団体もあります。
フェラーリの魅力は、そのエンジン音にあると言われます。フェラーリサウンドと呼ばれる甲高いエグゾーストノートは、実際に車内に乗り込んで初めて気持ち良さが伝わります。エンジンが後部に搭載されているので、普通に走っている分には気づきませんが、レッドゾーンに入った途端、彼の甲高いサウンドが響き渡ってくるわけです。中でも、コンバーチブルタイプは、屋根を外すことでより良いサウンドを楽しむことが出来ます。そのエンジン音は、まさにレース用の二輪の音に匹敵するもので、「跳ね馬」の真骨頂となっています。